●禁煙外来
■禁煙治療の流れについて
1)問診・診察にて次の条件を満たす喫煙者に対して禁煙治療を行います(保険適用)。
※上記4項目を満たさない場合は自由診療になります(自費)。
2)♦禁煙治療では12週間にわたり計5回の診察を受けていただきます。
♦初回診察の2週間後、4週間後、8週間後、12週間後に再診があります。
♦診察内容は@喫煙(禁煙)状況の確認や離脱症状に関する問診
A客観的なモニタリング(呼気一酸化炭素濃度測定)
B禁煙実行・継続に向けてのアドバイス
C禁煙補助薬(ニコチンパッチまたはバレニクリン)の選択・説明・処方
■禁煙補助薬について
1)禁煙補助薬にはニコチンパッチ、ニコチンガム、バレニクリンの3種類があります。
2) ニコチンパッチとバレニクリン(内服)が保険適用になり、ニコチンガムは薬局薬店で購入します。
3)ニコチンパッチはニコチンを皮膚から吸収させる貼り薬です。
4)バレニクリンはニコチンを含まない飲み薬で、禁煙時の離脱症状や喫煙による満足感を抑制します。
5)ニコチンガムは口腔粘膜からニコチンを吸収させるガムです。
6)バレニクリンとニコチンパッチやニコチンガムを併用することで禁煙成功率が高くなります。
7)禁煙補助薬にはそれぞれ長所・短所・副作用があります。説明の上、選択・実行します。
■禁煙の失敗について
♦いったん禁煙を実行したものの再喫煙(5回の診察終了後)した場合、保険での禁煙治療を再開するに
は前回の禁煙治療の初診日から1年以上経過していなければなりません。
♦全員が1回で禁煙に成功するわけではありません。禁煙に成功した方も何度も失敗し、何度もチャレ
ンジしています。過去の失敗体験から多くのことを学習し、禁煙は成功すると考えます。