● タバコと健康被害
厚生労働省によると、タバコが原因でがんや心臓病、脳卒中などになって年間約10万5
千人が、その内がんは5万6千人が死亡したと報告しています。
また国立がんセンタ−によると、男性の場合、がんの内タバコが原因のものが占める割合
は喉頭がん96%、肺がん72%、口腔・咽頭がん61%、食道がん48%、胃がん25
%、
欧米では、がんを減らす目的で様々なタバコ対策に取り組んできており、アメリカでは室
内の空気中の粉塵を規制する州法、テレビなどでの広告を禁止する法律、公共施設での禁
煙、自動販売機の規制、税金の引き上げなどが施行され、その成果としてがんの発生率や
死亡率がわずかながら減少していると報告しています(米国立がん研究所)。
日本では残念ながら男性の喫煙率は先進国で最も高く、がんによる死亡率も増加傾向にあ
ります。それとは逆にタバコの価格は先進国では最も安く、ニュ−ヨ−ク州の1/4です。
日本のたばこ対策はアメリカの30年遅れとも言われており、その一端がたばこの警告表
示に現れています。
日 本・・・ 〇あなたの健康を損なうおそれがありますので吸いすぎに注意しましょう。
欧州連合・・・〇喫煙はがんの原因である。
〇喫煙は心臓病の原因である。
〇妊娠中の喫煙はあなたの子供に有害である。
カナダ・・・・〇たばこは肺がんを引き起こす。
〇たばこは脳卒中の原因になる。
〇たばこの煙は赤ちゃんに害を与える。
アメリカ・・・〇喫煙は肺がん、心臓病、肺気腫の原因であり、また妊娠を困難にする。
〇妊娠の喫煙は胎児障害、未熟児出産、低出生体重児の原因となる。
タ イ・・・〇喫煙は肺がんと肺気腫の原因となる。
〇喫煙は心疾患の原因となる。
〇喫煙はおなかの中の赤ちゃんに害を及ぼす。
♦「たばこが身体に及ぼす影響は深刻です」
♦「一日も早くたばこをやめましょう」