●デジカメやカメラつき携帯の活用:“とっても便利”
■便の観察:
@“こどものオムツ”をそのまま持ってこられてもいいのですが、便の色・硬さ・出血
の有無などを把握するためデジカメやカメラつき携帯がとても便利です。液晶画面も大
き
A大人の場合も、肛門からの出血(便のまわりに付着しているのか、便器全体が真っ赤
なのか、トイレットペ−パ−や下着に付着しているのかなど)があったり、便の色が気
になる時は、流す前に1枚撮ってお見せください。
■皮膚の観察:
@ 蕁麻疹の場合は、来院時にすでに消えていることが多く、出たときに撮影しておくと
診察がとてもスム−ズです。
A 接触性皮膚炎の場合、庭いじりをしていて草木や虫に接触して起こることがあります。
草木や虫に触らずに撮影してお見せください。
■食事の観察:
生活習慣病、特に糖尿病での食事の制限が必要な場合は、はじめにその方の日常の食事
の特徴を把握する必要があります。普段の食事やおやつなどを撮影することによってあ
る程度のカロリ−の把握が可能になり、無理のない段階的食事コントロ−ルが出来るよ
うになります。紙に書いた食事記録を見て栄養指導を行うより、画像をいっしょに見な
がら“これをもう少し減らして”とか“こっちを増やして”などといった方がより具体
的でわかりやすく、指導しやすいと考えます。
■くすりを撮る:
現在内服中のくすり、特に長期間服用している高血圧、糖尿病、不整脈などのくすりを
整理して写真に撮っておくと便利です。くすりを紛失したり、急な引越し、急な出張な
どでくすりが足りなくなった時などに、はじめての先生に間違いのない情報を伝えるこ
とができます。またくすりを自分で管理できない寝たきり状態の方や体が不自由でくす
りを自分で服用できない方などの場合は間違いのない内服の確認が必要になり、デジカ
メはとても便利です。プリントにして目のつくところに貼っておくのもいい方法です。
■ その他気づいたこと、見せたいものなど診察に役立つものをデジカメで撮ってお見せく
ださい。